任せ方を考える
バックオフィス支援の見積もりで確認したい条件
この記事の目次
バックオフィス支援の見積もりを比べるときは、同じ仕事を、同じ条件で頼んだ金額かを最初に確かめます。「経理支援」という名前が同じでも、資料の回収を含むか、照合済みデータを渡す前提かで、社内に残る仕事が変わります。
料金だけを並べる前に、対象業務、件数、頻度、締切、資料の状態、承認する人を一枚にまとめてください。分からない欄は「未把握」で構いません。依頼先ごとに前提が変わらないようにするための準備です。
見積もりを頼む前の六項目
下表は、支払一覧の作成を依頼する架空の記入例です。件数や日付は料金の基準ではありません。
| 項目 | 記入例 | 見積もりで確かめること |
|---|---|---|
| 対象業務 | 請求書と発注記録の照合、承認用一覧の作成 | 資料の回収や不一致の照会を含むか |
| 量 | 通常月は約40件。繁忙月の件数は未把握 | 件数が増えた場合の扱い |
| 頻度 | 月1回の取りまとめ | 月途中の追加依頼に対応するか |
| 締切 | 社内承認日の2営業日前に一覧が必要 | 資料をいつまでに渡す必要があるか |
| 資料の状態 | PDFと紙が混在。一部は個別メールで受領 | 初期整理と毎月の収集を誰がするか |
| 承認体制 | 管理担当が窓口、代表が承認 | 回答待ちで遅れた場合の進め方 |
量は、手元の直近数か月を見て分かる範囲で書きます。請求書の枚数だけでなく、明細数や取引先への確認の有無も伝えると、実際の手間を説明できます。平均だけでは見えない繁忙期も、分かれば添えてください。
初期の整理と、毎月の仕事を分ける
依頼開始時に未処理がたまっている場合、その解消と今後の定例業務は分けて見積もりを確認します。過去分の資料探しが続けば、通常月の作業にも影響するためです。
「過去2か月の未処理一覧を作る」「既存の手順を確認する」「翌月から定例の照合を行う」のように、時期と完了点を分けます。初期費用があるか、その費用で何が残るか、定例業務へ移る条件は何かを聞いてください。
金額の横に、含まれない作業を書く
比較表には、月額、初期費用に加え、対象外の作業を書きます。低い金額でも、必要な仕事を社内で追加対応する前提なら、その時間を含めて判断する必要があります。
- 不足資料の催促や、担当部門への問い合わせは含まれるか。
- 定例の打ち合わせ・報告・修正はどこまで含まれるか。
- 件数超過、急ぎの依頼、業務追加は、いつ誰が追加費用を承認するか。
- 契約期間、解約の条件、終了時の資料返却・引き継ぎはどうなるか。
未確定の条件は、推測で「込み」にせず、回答を受けてから表を更新します。専門家への依頼が別途必要なら、その範囲と費用の扱いも分けます。
社内に残る仕事も比較する
架空の例として、依頼先Aは請求書の収集から担当し、Bは社内で揃えた資料の照合から担当するとします。Bの月額が低くても、社内で回収する人がいなければ、そのままでは運用できません。
各案について「資料を渡す」「質問に答える」「承認する」「結果を確認する」を誰が担うか書きます。すでに忙しい担当者へ戻る作業が多ければ、依頼範囲を変更して再度見積もりを取る判断もできます。
件数が分からなくても、相談は始められる
初回は、対象の仕事、いま困っていること、現在の担当、希望時期を伝えれば、確認を進める出発点になります。たとえば「社長が支払一覧を作っている。請求書は複数の場所に届き、件数は未把握。来月分から任せ方を考えたい」と書けます。
従業員情報や取引先の資料を最初から添付する必要はありません。必要な情報と共有方法は依頼先と確認します。バックオフィス支援では、業務範囲を確認したうえで費用を相談できます。この記事の準備票を全部埋めることが問い合わせの条件ではありません。
この記事は業務整理のための編集ガイドです。記入例は架空の例で、顧客の実績ではありません。税務・法務・労務等の専門判断は、担当する専門家にご確認ください。
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